海猫屋♡京都外大♡美浜町お土産コラボレーション
和歌山県美浜町のお土産「ウミネル」「うみねこグラス」を手に取ってくださり、ありがとうございます。
このプロジェクトは、和歌山県の小さな町、美浜町をアピールできるお土産を作りたい!と、美浜町の海猫屋と京都外国語大学がコラボレーションした企画です。
京都の老舗の飴屋さんのご協力もあって、完成させることができました。
このページを読んで、完成までのストーリーと美浜町のことを少しだけ知っていただければとても嬉しいです!
海猫屋と京都外大グローバル観光学科の学生たちは、ともにSDGsにもとづく活動を志向するパートナーとして、これまで美浜町三尾地区でのフィールドワークをはじめ、様々な活動を一緒におこなってきました。
海猫屋
•2018年から和歌山県日高郡美浜町で活動開始
•地元の海で収集したシーグラスや夜光貝を使用した手作りアクセサリーの制作・販売
•海洋環境汚染を身近な問題として学ぶSDGsワークショップ「うみの教室」の実施
•東京ビッグサイトにて行われたサスティナブルEXPOへの出店
•美浜町独自の観光資源を活用した「看板商品」創出事業の一環で、今回、お土産品となる食べられる商品の開発・販売に初挑戦
輝く海のアクセサリー
和歌山の自然豊かな
海のワークショップ
遊び・楽しみ・学び・使う
シーグラスアクセサリーの
制作・販売
海猫屋の代表:安藤妃史さん
美浜町三尾地区に生まれ、海が当たり前にある環境で育った為、海が大好きでした。大人になり美浜町を離れ、海からも離れました。
そんな中、沖縄に遊びに行った際に久しぶりに海に触れ、「海はなんてきれいなんだ」と感動しました。ある日、海のすばらしさは地元にもあると思い出し三尾にUターン。
そこで「シーグラスを使ったアクセサリーを作れないか」と始まったのが海猫屋です。
母の介護が必要になったこと、美浜町で地方創生事業がはじまったことも、ふるさとに戻ってくるきっかけとなりました。現在も、NPO日ノ岬アメリカ村の理事として、地域のまちづくりにもかかわっています。
和歌山県 美浜町
和歌山県中部の海に面した美浜町は不思議な魅力をもつところです。なかでも特に美しい自然には心奪われる人が多く、都市からの移住者も増えています。敷地面積から言えば、美浜町は和歌山県で2番目に小さい町ですが、「日本白砂青松百選」に選ばれた煙樹ヶ浜、広大な松林、カナダへの移民を多数輩出した「アメリカ村」の三尾地区、月に1度開放される紀伊日御碕灯台など、見所は少なくありません。
京都外国語大学とは2017年から連 携協定を結んでいます。
煙樹ケ浜
アメリカ村
アメリカ村は美浜町の西に位置する三尾地区のことを指します。この村は、明治時代に工野儀兵衛という名前の大工がカナダの漁村・スティーブストンに鮭漁業の出稼ぎに行って成功を収めたことをきっかけに、カナダへの出稼ぎ移民を多数輩出した歴史を持っています。実際にはカナダへ行った人が大半でしたが、当時は、アメリカ大陸へ渡ったという意味で、「アメリカ村」と呼ばれるようになりました。
龍王神社
アメリカ村のパワースポット
三尾の見どころ
今回の海猫屋と京都外国語大学の連携は、美浜町の「看板商品創出事業」の一環となります。
学生たちは、三尾地区の少子高齢化の深刻さや、和歌山県内一少ない美浜町の観光客数にかねてから問題意識をもってきました。
ぜひこのコラボレーションを通して、美浜町をSDGs観光で盛り上げ、関係人口を増やすきっかけを作れたらと考えました。
今回のコラボレーションの背景
65歳以上の人口
318名
60.8%
美浜町三尾地区の少子高齢化(2022年4月)
14歳未満の人口
18名
3.4%
美浜町の令和2 年および 3年の観光客総数
→県内一少ない現状
令和3 年 和歌山県商工観光労働部観光局
『観光客動態調査報告書』より
京都の飴職人さんとのご縁から誕生したウミネル
一方、学生たちは普段、京都 で学んでいます。
和歌山で得られた学びや繋がりを、どのように地元である京都にも還元できるだろうか?
という課題を抱えてきました。
今回、自作での試作がうまくいかず、困った末に、京飴づくりの老舗である 今西製菓株式会社様を訪れたことが、その課題に取り組むきっかけとなりました。
偶然、今西製菓さんの応接室のテーブルの隅に置いてあった商品が、美浜町の海のように綺麗な青色をしていたことに学生たちが着想を得て、今回の「 ウミネル」の商品開発につながりました。
当初は、飴を自前で試作!
やはり素人には難しく、京飴づくりの老舗、今西製菓株式会社をネットで探して、訪問しました。
学生たちを暖かく迎え入れ、京飴の奥深さを教えてくださった今西製菓株式会社の今西政博社長と京都外大生たち
ウミネルの商品紹介
・美浜町のシンボルでもある煙樹ヶ浜から見える景色を水飴で再現しました。
・スプーンやパッケージのデザインにこだわり、「 懐かしいのに新しい 」を実現しました。
・再利用可能な瓶やスプーンを採用し、必要以上の装飾を省くことで環境にも配慮した商品になっています。
・美浜ブルーはサイダー味、夕焼けオレンジはみかん味、朝焼けレッドはいちご味の 3 色展開です。
今西製菓株式会社
・明治9 年創業 、140 年を超える歴史をもつ京都の老舗の飴屋です。
・7名の従業員で商品を製作しており、経験豊かな職人技と、厳選した原料を使用し、手間ひまかけて様々なハードキャンディーやかりんとうなどを作っています。
•季節によって様々な味の飴を発売しており、店舗でもネットでも気軽に購入することができます。
http://www.ayanokouji.co.jp/
•近年は、「京あめクロッシェ」という新ブランドもプロデュースし、新しい京土産の提案も行っています。
うみねこグラスの商品紹介
別の商品を作った後に残った飴をそのまま廃棄するのはもったいないため、再度熱をいれて溶かし固め、割れ飴として、京あめ処豊松堂の店頭でのみ、そもそもは販売していました。
その飴の色合いや割れ加減がシーグラスのイメージにぴったりだったため、商品化する運びとなりました。
京あめ処豊松堂
•1897年創業 の約125年続く京都の飴屋です。
•創業から手作りで商品を作っています。
•丸い飴玉から飴細工もち米飴など、瓶入りの商品が10種類、巾着袋に入った商品を含め 20 種類ほどの飴商品を販売してい ます。
•店舗での販売の他にネットでの販売もしており、全国発送しています。
http://www.hoshodo.com/index.html